月が夢を通して教えてくれることは、現在の運勢と近い未来に訪れる変化について。月の夢は、あなたが人生の選択に悩んだ時に、運気アップの兆しや人生の転換期を知らせ、より良い未来へと進むためのヒントを与えてくれる吉夢の可能性が高いです。幸運に恵まれることで、運気が上がり、運勢が好転する予感。
一方で、運気低下を暗示している場合も。日常に潜んでいる運気の変化を見逃すことなく、人生をより良いものにしていけるように、夢を通してメッセージを送ってくれているのかもしれませんね。
この記事では、月の夢がもつ意味について、詳しく解説していきます。
月の夢がもつ基本的な意味とは?
月の夢は、その名の通り「ツキ(運)」の象徴、また「変化」の象徴とも言われています。
古くから「月はツキ(運)」を表すといい、人々は月を見て自分たちの運勢を占う習性がありました。「新月の日に願い事をすると叶う」や「満月の日は出産が多い」など、月と運勢にまつわる言い伝えは今でも沢山ありますよね。
一方で、「変化」の象徴と言われる由来は、約28日周期で満ちては欠けて日々形を変える月の様子からきています。月は遠い宇宙にありながら、空を見上げるといつでも眺めることができる、とても身近な存在。月がもたらす「運」や「変化」もまた、金運や恋愛運に関するものなど、私たちの暮らしにとって身近なものであることが多いのです。月が教えてくれるのは、“宝くじで一等が当たるよ!”などという人生がガラリと変化するような大きなものではありませんが、小さな運の積み重ねによって起こる、自分にとって意味のある変化です。
11のシチュエーション別に見る月の夢の意味
夢占いにおいて大切になってくるのが、夢の全体像です。一言で「月の夢」といっても、例えばその月が満月で光輝いていた場合と、雲に隠れてほんの少し顔を覗かせていた場合では解釈が異なってきます。
夢に出てきた月はどのような月だったのか、その月を見てどんな感情を抱いたのかなどを思い出しながら、夢の意味を考えてみてください。
綺麗な月の夢
綺麗な月の夢は、現在の運勢が好調であることを暗示しています。また、夢の印象が良かった場合、近い未来に嬉しいチャンスが訪れる可能性も暗示しています。
現在のあなたはいつも以上に直感が働き、その直感に従うことで運が好転しやすい時期ですので、ピンと来たことに関して積極的に行動を起こすといいでしょう。
大切なことは、自分の直感を信じることと、「小さな変化」を意識することです。例えば「この人が運命の人かも」とピンと来たときに、いきなり恋愛モードに突入!ではなく、まずはお友達から始めてみるといいでしょう。現在の運気を最大限活かすために、月が新月から満月へだんだんと変化していくように、物事を少しずつコツコツと前進させていくことを心がけてみてくださいね。
満月の夢
満月の夢は、大きな幸福の訪れを暗示しています。丸く満ちた月は、これまでの努力や姿勢に対する “はなまる” サイン。
そのご褒美として、思いがけずに願いが叶ったり、自分でも驚くような変化がやってくるかもしれません。例えば、突然転勤が決まり仕方なく異動したところ、そこでは今以上にあなたの仕事ぶりが評価され、給料が上がるといったようなことが起きやすい時期なのです。妊活中の女性であれば、妊娠や出産の兆しも。種を撒かないと花が咲かないように、この時期に訪れる幸運は今まで頑張ってきたあなたへのサプライズギフトのようなものです。
ただし、頑張っている方向が間違っている人には、ショッキングな変化が訪れることも。初めはびっくりするような出来事も軌道修正のチャンスと捉えれば、最終的には「これが一番の望みだった!」と満足できる結果となる可能性が非常に高いです。どんな変化も感謝の気持ちをもって受け止めるようにしましょう。
複数の月が現れる夢
夢占いでは、同じものが複数出てくる場合、相反する二通りの解釈がなされます。
一つ目は、夢がもつ意味が単純に強調されるという解釈です。この場合、月の夢の多くが吉夢であることから、複数の月が現れる夢は大吉夢となる場合が多いでしょう。
一方で、夢がもつ意味が歪んで強調されるという解釈もあります。どんな月でも、夢の印象があまり良くなかった場合にはこちらの解釈に当てはまります。月が意味する「金運」や「恋愛運」の変化が歪んだ形で現れ、「浪費」や「浮気心」に繋がる恐れがあります。
例えば、吉夢とされる「満月」がふたつ現れる夢は、あなたの努力が報われ、素晴らしい結果や評価を得られる可能性がさらに高くなるという暗示です。ただし、ふたつの満月が気味悪く感じた場合や、色や大きさに違和感を覚えた場合などは少し注意が必要です。「仕事ぶりが認められて臨時的に入ってきたお金を無駄なことに使ってしまった」、「彼のために自分磨きを頑張っていたら別の彼からアプローチされて気持ちが揺らいでしまった」など、せっかく報われた努力が水の泡になってしまったり、本来の目的からズレた結果となってしまうかもしれません。
幸運期を幸運期として存分に楽しむためにも、お金の使い方や恋愛関係など、日々の生活の中で節度をもつことを心の片隅に留めてみてくださいね。
雲がかかった月の夢
雲がかかった月は、現在の運気が低下していても、近い未来に希望の光が見えてくることを暗示しています。この夢において、雲は、現在抱えている不安や問題を表し、月は将来的な解決の兆しを表しています。
運気の低下により、日々の生活の中で不安に思っていることが現実になってしまう可能性があります。不安が広がり客観性や理性も揺らいでいる時ですので、普段は起こらないトラブルに見舞われることもありそうです。
今、あなたが大きな決断や行動をしようとしているのなら、少しだけ待ちましょう。客観性と冷静さを大切に生活することで不安な気持ちはだんだんと小さくなり、雲に隠れた月が再び顔を覗かせるように、低下した運気も徐々に回復していきます。今は少し苦しい時期ですが、この夢は、解決の道筋はもうわずかに見えていることも伝えてくれています。明るい未来をイメージして心穏やかに過ごしましょう。
光が印象的な月の夢
月の光は幸運や栄光の象徴。光が印象的な月の夢は、愛情や幸運が降り注ぐことを暗示する吉夢である可能性が高いです。
周りからの愛情や声援を一身に受けて成功を掴み取れるチャンスの時。また、月の光があなた自身を照らしていた場合は、これまでの努力が報われる暗示でもあります。月が太陽の光を浴びて輝けるように、あなたの人生が輝けるのも、自分自身の力だけでなく、周りの人からのサポートがあってこそです。周囲への感謝の気持ち大切にしましょう。そうすることで、あなたは内側からより一層輝き、さらに多くの恩恵を受けることができるでしょう。
ただし、月の光が異常に眩しく感じたり、不気味な色をしていた場合など、違和感を覚える月の光は、運気が不安定で冷静な判断がしにくい状況にあることを暗示しています。重要な選択や判断は一度保留にした方がよさそうです。それが難しい場合は、一人で決定するのではなく、信頼のおける家族や友人、専門的な知識をもった人などの意見を参考にして慎重な行動を心がけることで間違った選択や決断を避けることができるはずです。
月が自分に向かって落ちてくる夢
月があなたに向かって落ちてくる夢は、大きな幸運が訪れる暗示です。ツキが降り注ぐように幸運に恵まれ、普段は味わえない幸福を感じることができるでしょう。いつでもその運をキャッチできるように、不要なもの(ネガティブな感情や人間関係)を手放し、軽やかな気持ちで大幸運期を迎えましょう。
ただし、月が自分に向かってではなく、ただ落ちていく夢をみた場合や、心身の疲れを感じている人は注意が必要です。いい運を取りこぼして、ミスを起こしたりやトラブルに巻き込まれてしまうなど、あなたらしくない不運に見舞われる恐れがあります。心身の疲れもまた不要なものです。
今はとにかく自分を労り、休息を心がけて。健康に意識を向けて自分の身体と心を丁寧にケアすることで、本来受け取るべき運気をしっかりとキャッチしましょう。
大きな月の夢
大きな月が現れる夢は、あなたの運気が大きく変化していくことを暗示しています。大きな月が新月から満月に向かう“満ちていく月”であれば、運気も今が満ちていく時。反対に、満月から新月にかけての“欠けていく月”であれば、運気は上昇から安定、そして下降に向かっていることを表しています。満ちていく月と欠けていく月のどちらを見たのかよって、とるべき行動や心構えが変わってきます。
満ちていく場合、意欲的に行動することでいろんなチャンスに恵まれる可能性が高いと言えるでしょう。この時期に興味を惹かれたものや、人からのお誘いなどには積極的な姿勢を心がけてみてください。
欠けていく場合、あなたの運気は低下気味ですので、意欲が空回りして、頑張っただけの成果が見込めない可能性があります。“頑張るモード” を “お休みモード” に切り替えましょう。新しく何かに着手する、大事な決断をするなどといった、大きな動きは一旦ストップ。やるかやらないか悩んだ時は「やらない」を選択するくらいの気持ちで大丈夫です。この期間にしっかりと休息を取って、次に動くべきタイミングが来たときのためにエネルギーを蓄えておきましょう。
青い月の夢
青い月の夢は、あなたの運気が安定し、現実を冷静にみることができることを暗示しています。夢占いにおいて、青は冷静さや知性、理性を表す色です。
あなたの落ち着いた態度や知性が周囲から評価され、仕事でリーダーなどの重要なポジションに抜擢される、人づてに良いご縁に恵まれるなど、対人関係における運気アップの兆しも。
ただし、過度な冷静さは周囲に「感情のない冷たい人」という印象を与えてしまう恐れもあります。今まで通り周囲への感謝と気遣いは忘れず、あなたらしく日々を過ごすことで運気はさらに上昇、安定していくでしょう。
赤い月の夢
赤い月の夢は、あなたの中に眠っていた情熱に火が付き、運気を切り開いてくれることを暗示しています。夢占いにおいて、赤は情熱や感情を表す色です。
今まで思うようにやる気が出なかった人も、この時期は面白いくらいにやる気が湧き、物事を意欲的に進めていくことができるでしょう。前から取り組んでみたいと思っていることがあれば、今がはじめ時。目標達成に向けて、自分でも驚くほどのエネルギーを注ぐことができるでしょう。
ただし、夢の印象が良くなかったり、夢の中で赤い月を不気味に感じた場合、感情が高ぶりすぎて思うようにコントロールが効かずに運気が乱れ、トラブルが発生する可能性があります。あなたのもつ情熱に、もう少し客観性や冷静さをプラスすることで上手くバランスが取れるはず、バランスを意識してみてくださいね。
月でうさぎが餅つきをする夢
うさぎが月で餅つきをする夢は、恋愛運や家庭運が好調であることを暗示する大吉夢と言えるでしょう。うさぎは「愛情」と「幸運」の象徴と言われます。
非常に運勢が良い状態ですので、周囲からの評判も良く、あなたの良い面がいつも以上に評価される時です。あなたの魅力が増していますので、近い未来に良縁に恵まれる可能性も高そうです。女性の場合、妊娠の兆しも。
この時期のあなたは愛情で満ち満ちているので、恋人や家族、パートナーとのコミュニケーションを大事にするだけで、相手に想いが素直に伝わりやすく、相手からの愛情表現も増えるかはず。与えることで受け取るものも大きくなり、運気もさらに上がっていくでしょう。あなた自身にも、あなたが大切に想う人にも、惜しみない愛情を注いでみてくださいね。
月と太陽の夢
月と太陽の夢は恋愛運や結婚運、子宝運など男女にまつわる運気の高まりを暗示しています。夢占いにおいて、月と太陽の組み合わせは男女(月=女性、太陽=男性)の象徴と言われています。
前々から願っていたような理想の相手と出会えたり、望んでいた妊娠が発覚したりと、想いがかたちになりやすい時です。男女関係における「恋愛」、「結婚」、「パートナー」、「妊娠」といったキーワードの事柄に関して「これはチャンスかも」と感じた時には意欲的に行動することをおすすめします。
エネルギーが満ちており、結果も付いてきやすいので、つい無理をしてしまいがちですが、頑張りすぎは禁物。男女間に関することは、相手のいることですので、時にとてもデリケートです。太陽と月が昼と夜でバランスを取っているように、しっかりと休息をはさみながら、ONとOFFを意識することで、本来の自分を保ちながら、運気を高い位置で安定させることができるでしょう。
まとめ
夢は情景や色彩など様々な方法で私たちにメッセージを伝えてくれます。
月の夢は、「現在の運勢」や「今後の変化」に関する多くのメッセージが込められていましたね。夢占いの楽しみ方はそれぞれですが、夢の意味に一喜一憂するのではなく、夢のメッセージを生活に有効に取り入れるという前向きな気持ちでいることはとても大切なことです。
潜在意識とも繋がりがあると言われている、少し不思議な夢の世界。意識することでさらに私たちに大切な「気づき」を与えてくれるかもしれません。