火が印象的な夢は、主に男性的なエネルギーを象徴する積極性や野心・強い意志を表しています。また金運を象徴することもあります。激しく燃える大きな火であるほど、情熱に突き動かされて物事がうまく運んだり、経済面で恵まれたりなど吉夢の傾向があるでしょう。ただし、火の燃え方や火を見たときの感情によっては、行き過ぎた情熱で空回りをしたりトラブルを招いたりする暗示もあります。そして火はあなたのモチベーションを表していることも多いです。自分の熱量が今どのくらいなのかを、夢の状況で判断することができるでしょう。
13のシチュエーション別に見る火の夢の意味
1.火を消す夢
火を消す夢は、気力やモチベーションが激しく低下していて、自信も失って戦意喪失している状態を暗示しています。何をするにも意欲が湧かず、虚しく感じるばかりで全くやる気の出ない日々が続いているのではないでしょうか。情熱を見失い、心が抜け殻のようになっている可能性があります。仕事も恋愛も、すっかり諦めモードに入っているのかもしれません。
しかし情熱を注ぐ対象がなくなって悲観に暮れていても、状況は良くなりません。今は目の前にあること、やるべきことだけに集中して、一つ一つを懸命に丁寧に行うと手応えのない日々から少しずつ抜け出せるでしょう。
2. 火をつける夢
火をつける夢は、何か新しい物事がスタートする暗示です。あなたの情熱を掻き立てるものが出現する予兆でもあり、恋愛面では心強く惹かれるような相手と出会える可能性もあるでしょう。情熱的な恋に落ちるかもしれません。仕事運では、今まで以上に熱を持って取り組める仕事を任されたり、夢見ていた希望の仕事に就けたりすることを示唆しています。
まるで心に火がついたように、夢中になれることがこれから始まる暗示です。通常、嬉しいことでも大きな変化は不安も伴うものですが、今のあなたは楽しんで積極的に受け入れることのできるエネルギーに溢れています。
3. 火がつかない夢
火がつかない夢は、情熱をくすぶらせている心理を表しています。火をつけようと必死に頑張っていればいるほどに、大きなフラストレーションを溜め込んでいる暗示です。精一杯頑張っているのに、周囲から評価されない、認められないと嘆いている心理や、それに対してぶつける矛先のない怒りの感情なども含まれているでしょう。うまくいかなくとも、自分の進みたい道を信じて根気強く続けることが大切です。進むのをやめて立ち止まってしまうと、もうそこまでです。
また、本当はやりたいことがわかっているのにできない、持て余した情熱をどのようにして具体的な形にすれば良いのかわからず悩み、頭で考えるだけで動けずにいる状態を表している場合もあります。誰かや何かの後押しなしでは進めないような、消極的な一面があることを暗示しています。自分のやりたいことを行動に移すのに、外部からのきっかけを待っている時間は無駄だと夢は告げています。とにかく少しずつでも、自分から行動していくことが大切です。
4. 火をもらう夢
誰かから火をもらう夢は、あなたが周囲の影響を強く受ける暗示です。それはあなた自身を前へと突き動かすような、エネルギッシュでポジティブなものでしょう。今までやりたかったことに、協力者や支援者が現れる暗示もあり、一人ではなく誰かと共同作業で、情熱を持ってスタートを切ることができるかもしれません。
また、経済面での援助が得られる可能性もあります。差し伸べられる手が多くなる時期ですので、その手を掴むチャンスを逃さないようにいつも以上にアンテナを張ると吉です。ただし、もらった火で火傷をしてしまうような夢だった場合は要注意です。あなたの持つ情熱を利用して騙そうとする人が現れるかもしれません。おいしい話には注意しましょう。
5. 火が消えない夢
火を消そうとしても消えない夢は、あなたが何かを諦めきれずにいる心理を表しています。火は野心や目標を象徴しています。何度も壁にぶち当たって思うようにうまくいかなかったり、長い時間をかけても成果を出せなかったりと、いつまで経ってもゴールが見えない状況かもしれません。
そんな中でも、あなたの心の中にある情熱の炎は消えることなく燃え続けているのでしょう。火が消えない夢を見たら、諦めない粘り強い心にプライドを持ってそのまま前へ進むと吉です。根気強く続けることで必ず何らかの良い形となってあなたの視界を晴れやかにするでしょう。
6. 火から逃げる夢
火から逃げる夢は、あなたが自分の心に嘘をつくなどして、素直な情熱を抑圧している状態であることを暗示しています。「どうせ無理だ」「きっとうまくいくはずがない」など、自分が本当にしたいこと、進みたい道がわかっているのに、その情熱に素直に向き合えない心理を表しています。
心の赴くままに行動できない理由を、自分以外の人や環境のせいにして誤魔化しているのかもしれません。このまま我慢をし続けていても何も状況は変わることなく、フラストレーションは溜まる一方でしょう。自分の欲望に責任を持って進むべきだと夢は告げています。自分自身から逃げず、内なる声にしっかりと耳を傾けましょう。
7. 火事の夢
建物などが燃える火事の夢は、運気が高まり幸運が訪れる暗示です。激しい炎をあげていればいるほど、吉夢の傾向があります。主に金運や仕事運で大きなチャンスを得られるでしょう。
また、大きな火事は「繁栄」を意味していますので、人との繋がりが広がってそこから大きな幸運を受け取れるかもしれません。
ただし、ボヤ程度の火事だった場合は吉夢ではありません。人間関係での揉め事に巻き込まれる可能性がありますので、要注意です。特に金銭面でのトラブルに発展する恐れがあり、この時期のお金の管理には普段以上に慎重になる必要があるでしょう。特にお金の貸し借りは控えるのが吉です。
8. ロウソクやストーブの火を見る夢
小さなロウソクの火や暖かなストーブの火は、優しく心や身体を暖め、癒してくれるものです。これらの火を見る夢は、幸運の訪れを意味している吉夢です。心が暖かくなるような人との出会いや、包み込むような優しさに触れることができるでしょう。
また、夢の中で誰かと一緒にロウソクやストーブの火を見ていた場合は、人間関係が良好であることを表しています。人との関わりの中で、いくつもの幸せを生み出すことができるでしょう。恋愛運も好調で、心癒されるような新たな出会いが期待できる暗示です。
9. 火が消えて黒煙が上がっている夢
火が消えて黒い煙だけが見える夢は、運気が下降している暗示です。燃え尽きたように、エネルギーが消耗していて疲れが溜まっている可能性があります。普段はしないようなちょっとしたミスを連発したり、些細なことから誤解が生じて人間関係がこじれたりする恐れもあります。
運気の下降は金運にも影響しますので、想定外の出費にも注意が必要でしょう。この時期はあまり派手に動かず、心と体を回復するために一人の時間を持って、ゆっくりと休息をとるのが吉です。
10. 火が消えて白い煙が上がる夢
まるでお香を焚いたときのように、火が燃えた後に白い煙が上がる夢は、黒煙とは反対で吉夢です。心に溜め込んでいた不満や心配事が解消されていく暗示です。怒りや悲しみなどの負の感情も、ゆっくりと昇華されていくでしょう。今、何らかの問題や悩みを抱えているのなら、もう間も無くその状況から抜け出せることを示唆しています。今よりも確実に良い方向へと変化していく過程にいるので、安心していて良いでしょう。
環境や人の心の変化に敏感になっていることも暗示していますが、それらを大きな心で受け止める余裕を持つと吉です。あなたが感じる以上に事態は良い方向へと動いています。
11. コンロの火の夢
コンロの火の夢は、意欲が高まりやる気に溢れている状態を暗示しています。
コンロの火を上手に操って料理をするなどしていた場合は、そのエネルギーが正しい方向に向けられていて行動すれば何事もうまくいく暗示です。コンロの火を消そうとしても消えないなど、上手に扱えない夢だった場合は、やる気はあっても空回りしてしまう可能性があります。情熱を武器に後先考えずに進むよりは、緻密な計画を立ててから行動する方が良いでしょう。
12. 火花の夢
火花の夢は、どこから発生してどのように感じたかによって意味が異なります。線香花火のような、美しい火花の夢であれば吉夢です。恋愛運が上昇していることを表しており、結婚や新たな出会いの暗示があるでしょう。誰かに思いを寄せている場合、その人との関係が今よりも大きく発展する可能性が高いです。
コンセントから出る火花や爆竹の火花など、危険や恐怖を感じる場合は、要注意です。思いもよらないトラブルを引き寄せてしまう恐れがあります。主に恋愛を含む対人関係や金銭面での揉め事に注意です。あなたが良かれと思ってしたことが、逆効果になる暗示があります。この時期はむやみに他人に干渉せず、財布の紐はかたくして浪費は抑えるのが無難です。
13. 自分に火がつく夢
自分の体に火がついたり体が発火したりする夢は、無理をしている暗示です。さらに火に熱さを感じるような夢の場合は、深刻な状態であることを意味しています。あなたの身体は悲鳴をあげていて、もうすでに限界を超えているのかもしれません。情熱や気力だけで持っている状態で、あなた自身も気付いていない可能性があります。やる気に溢れていても体に鞭を打ち続けていては、いずれは壊れてしまうでしょう。何をするにも体が資本であることを意識し、自分を労わることが大切です。
ある日突然スイッチが切れてしまうような状態に陥る恐れもあります。そうなると回復するのにもかなりの時間がかかってしまうでしょう。一刻も早い休息をとるのが吉です。
まとめ
火はその見た目通りに、熱く燃える情熱を象徴しているのでしょう。自分の中にある情熱を、うまく活用できているでしょうか。それとも、くすぶらせてばかりで本当の気持ちに蓋をし、自分を抑えつけているのでしょうか。もしくは、情熱を注げるものが何もなく、心がからっぽになってはいないでしょうか。退屈で空虚な日々に焦りや危機感を覚え、情熱を欲するがあまりに火の夢を見ることもあるでしょう。
あなたが情熱を注げるものは、何でどこにありますか。その情熱に従って生きることこそ、幸せなのだと実感したいのではないでしょうか。火の夢を見たら、一度しっかりと自分自身と向き合い、自分が本当にしたいことは何なのかを、問いかけてみるといいかもしれません。