猫といえば、気まぐれで、どこかつかみどころのない印象を持つ人も多いのでは？猫が出てくる夢は、気持ちの移ろいが激しい恋愛や人間関係に関連した意味を持つことが多いとされています。夢は現実ととても強い関わりを持っているので、あなたを悩ませている不安や願望が反映される場合もあります。あなたの見た猫の夢にどんな意味があるのか知ることは、恋愛や人間関係における悩みを解決するためにきっと役立つはずです。この記事では、そんな猫の夢の意味を詳しく解説します。
猫の夢が持つ基本的な意味とは？
猫の夢は、恋愛や人間関係における「変化」を意味すると言われています。気まぐれで、つかみどころのない猫の性格は、移ろいやすい人の感情と通づる部分がありますよね。そんな猫が出てくる夢は、対人関係のトラブルに巻き込まれたり、逆に人付き合いの悩みが改善されるといった人間関係にまつわる未来を予知しています。
または恋愛に関して、片思いの相手と恋が実ったり、恋人と距離が縮まったりする可能性も。反対に相手とすれ違ってしまったり、お互いを傷つけるような出来事が起きるかもしれません。具体的にどんな夢を見たのか思い出しながら、詳しい夢の意味を知っていきましょう。
シチュエーション別に見る猫の夢の11の意味
恋愛や人間関係の変化といっても、変化のかたちはさまざまです。どのような変化が訪れるのかは、夢の内容によって異なります。
1. 猫にひっかかれる夢
猫にひっかかれる夢は、あなたにとって近しい関係の人から距離を取られたり、もしくは嫌われたり裏切られたりする可能性を暗示しています。親しい人との関係に溝が生まれてしまうことを示した警告夢です。警告夢は、何かマイナスな出来事が訪れることを教えてくれる夢のことを言います。現状のままでは友達や恋人関係が悪化していく可能性があります。たとえば猫を可愛がっていたのに急に爪を立てられた場合、それはまさに相手からの裏切り行為など、思いもよらぬトラブルに遭うことを示しているのでしょう。
友人や恋人の行動にいつもより注目しておくと良いでしょう。特に、まだ親しくなって間もない相手に心を許しすぎないように気をつけましょう。もしかすると相手はどこかに鋭い爪を隠し持っているのかもしれません。
2. 猫を飼う夢
猫を飼う夢は、あなたが今まで苦手意識を持っていた人や嫌悪感すら抱いていた人と、意外にも意気投合したり、深い関係になったりする可能性を示唆しています。猫を飼うことは、気まぐれでコントロールしづらいものと共存していくこと表します。猫は、うまく付き合おうと思っても気難しく、付き合いづらい相手の象徴です。猫を飼う夢を見たということは、苦手意識がある相手ともうまく付き合うことができるチャンスが来ている証拠。
もしかすると相手に対する苦手意識や嫌悪感は、勝手な思い込みの可能性も。偏見や先入観を捨てて、真っさらな気持ちで相手と向き合うことを考えてみると良いかもしれません。思いがけず仲が深まり、これからの人生において大事な存在に変わる可能性もあります。
3. 猫になる夢
自分が猫になってしまう夢は、人間関係のしがらみやストレスから解放されたいという強い心理や逃避願望が反映されていると言えます。自由気ままな性格が多い猫は、自由に生きること、何にも縛られないことの象徴でもあります。あなたを取り巻く人間関係のストレスに悩まされ疲れてしまい、今の状況から逃げたい気持ちでいっぱいなのかもしれません。
人付き合いからくるストレスですから、ひとりの時間を有効的に使うことでストレスを解放することを重視するといいでしょう。一人旅に出かけたり、家でゆっくり映画を見たり、運動してスッキリするのも効果的です。たまには猫のように自由気ままに過ごしてみてください。
4. 猫が出産する夢
猫が出産する夢は、自分のモテ度が上がることを表しています。複数の異性からアプローチされたり、片思いしていた人に振り向いてもらえたりする可能性が高いです。出産は、一般的に夢占いにおいて「豊かさ」の証。猫が出産する夢は特に恋愛や人間関係においてあなたが豊かさを手にいれることを示しているのです。
人としての魅力がアップすることで、同性の友人が増えることもあるでしょう。新しいパートナーを探したり、新しく友達を作ったり、周囲の人間関係を変えるには良い機会かもしれません。
5. 猫が寝ている夢
猫が寝ている夢は、平和な人間関係が続くことを意味しています。人間関係で悩んだり、トラブルに巻き込まれたりするようなことはあまりないでしょう。夢の中で猫が休んでいるということは、特に目立った変化は訪れないということを示しています。ドラマチックな日々を好む人からすれば、少し物足りない毎日が続くかもしれません。平穏な日常に退屈せず、悩みのないことに感謝できれば、あなたの中の幸福感は大きくなるでしょう。
6. 猫に噛まれる夢
猫に噛まれる夢は、猫にひっかかれる夢と似た意味を持ち、近しい友人や恋人から裏切られたり、怖い目に遭ったりする未来を示す警告夢です。猫にひっかかれる夢よりもトラブルに巻き込まれる可能性が高い夢なので、猫に噛まれる夢を見たときは、周りの人の悪意には十分注意した方が良いでしょう。
7. 野良猫を可愛がる夢
野良猫を可愛がる夢は、近いうちに良い出会いに恵まれる可能性を表しています。それも非常に稀な良縁に繋がるでしょう。「これほど意気投合できる相手がいるのか」と思えるくらい相性の良い相手と恋に落ちたり、仕事の良きパートナーと出会える可能性も考えられます。願ってもないチャンスを逃さないように、一つ一つの出会いを大切にしていきましょう。
8. 猫が死ぬ夢
猫が死ぬ夢は、あなたが大切に思っている人と一時的に離れなくてはいけなくなる可能性を示唆しています。例えば恋人と遠距離恋愛になったり、お世話になった職場の上司や先輩が異動してしまったり、大事な人と離れ離れになる可能性があります。死は、夢占いでさまざまな意味を持ちます。悪いものを浄化してくれるという良い意味を持つこともあれば、そのままの意味どおり大事な物や人との別れを示す場合もあります。猫は恋愛や人間関係の変化の象徴のため、猫が死ぬ夢は特定の人間関係の消失を意味していると考えられます。
永遠に離れ離れになるわけではないですが、物理的な距離が生まれることでこれまでの関係を維持することが少し難しくなるかもしれません。こまめに連絡を取り合うなど、お互いの状況や気持ちを確かめ合う努力をするといいでしょう。
9. 猫が言葉を話す夢
猫が言葉を話す夢は、コミュニケーション能力を上げたいと思っている心理状態が強く反映されています。あなたは人付き合いがあまり得意ではなく、人見知りしやすく、初対面の人に心を開けない傾向があるかもしれません。猫が言葉を話すという現実ではありえないシチュエーションを夢に見るということは、それだけ人と話すことに対して意識を高めている証拠。自意識過剰になりすぎなければ、あなたの人間関係に良い変化をもたらしてくれることでしょう。
周囲と仲良くなるコツを身につけたり、人見知りを克服したりするチャンスです。いつもよりも積極的に輪を広げていく姿勢を持つと良いでしょう。
10. 猫に追いかけられる夢
猫に追いかけられる夢は、あなたが近いうちに誰か周りの人から好意を持たれ、追いかけまわされるかのように熱烈なアプローチをされる可能性を示唆した夢です。一見するとモテる夢として吉夢に感じられますが、実際のところあまり良い意味を持ちません。追いかけまわされるくらい熱心にアプローチされるため、あなたはその状況のせいで気疲れしてしまう可能性があります。猫は本来、獲物に向かって真っ直ぐに進んでいく肉食動物です。獲物に狙いを定めると周りが見えなくなることもしばしば。そんな猫のように、あなたはとある人から狙いを定められてしまうのです。
重要なのは、受け流す力を持つこと。ヒステリックになって事を荒立てることはしないように気をつけましょう。トラブルがエスカレートする可能性大です。笑って受け流すくらいの姿勢でいた方が、気持ち的にも楽でしょう。
11. 猫を抱っこする夢
猫を抱っこする夢は、抱っこした結果猫がどのような反応をしたかによって意味が変わります。人間関係の変化を象徴する猫を抱っこするということは、自分の身の周りの人に愛情を強く注ぐことを意味しています。そのため、抱っこされた猫がどのような反応をしたのかによって、あなたが愛情を注いだ結果がどうなるのか決まってくるのです。
抱っこした猫がとても心地よさそうにしていた場合は、恋人や友人との仲がさらに深まる可能性が高いと言われています。恋人の場合は、結婚に向けて話が動き出す場合もあるでしょう。恋人・友人と絆を深めるまたとない機会なので、ぜひいつも以上に相手を気遣う気持ちを忘れないようにしたいところです。
しかし、逆に抱っこして嫌がられたり暴れられたりした場合は、友人や恋人と気持ちがすれ違ってしまう可能性が高いです。優しく接したつもりが裏目に出て、相手にとって迷惑になってしまうことも。相手を気遣う際には、「きっとこれなら喜んでくれるはず！」と盲目的にならず、「本当に相手が喜ぶことって何だろう？」と相手の立場に立つことが大切です。優しさがお節介になってしまわないように気をつけましょう。
まとめ
猫が出てくる夢は、人間関係や恋愛事情の変化を意味しています。新しい出会いや別れ、友人や恋人とのトラブルなど、何らかの変化が訪れることの証です。
人間関係や恋愛の変化は、人の心を大きく揺れ動かすものです。あなたにとって重要な人物との関係に変化が訪れる可能性もありますので、注意深く夢の意味を紐解いてみてください。もし望ましくない変化を暗示する夢だったとしても、問題を解決するための鍵を得られるかもしれません。