雪の降る夢にはどんな意味が?12のシチュエーション別に占います

夢占い

 

雪の夢は「純粋な心」「まっさらなスタート」「孤独」「心理的負担」「隠されたもの」などの意味があります。銀世界という言葉があるほどに美しい雪景色。その一方で、雪崩や吹雪など命に関わるような危険な一面も兼ね備えている雪。そんな雪のイメージは深層心理において、総じて「心の状態」と結びついており、本当の気持ちや欲求の象徴でもあります。綺麗で美しいと感じる雪の夢は、あなたの心が穏やかで安定していることを教えてくれます。反対に、寒さや重さを感じる雪の夢は、あなたが孤独や苦しみを感じているというメッセージ。真っ白でピュアであるからこそ、少しのきっかけで汚れてしまう。そんな儚さもまた、人の純粋な心を連想させます。

12のシチュエーション別に見る雪の夢の意味

1. 雪が降る夢

雪が降る夢は、幸運の象徴であり、あなたの心の安定を暗示する吉夢です。心拍の音や、雨が降る音、電車に揺られる振動など、“一定のリズム”に心地よさを感じるように、深々と降る雪のリズムは、深層心理において「心の安定」や「生き心地よさ」と結びつけられています。心が安定していることで、いつも以上に「嬉しい」、「楽しい」といった自分の中にあるプラスの感情を素直にキャッチできますので、幸せを感じやすい時期といえます。晴れた空から雪が降る夢だった場合、”予想外の” 幸運の訪れを暗示しています。晴れている日に雪が降ることを予想しえないように、この時期あなたに贈られる幸運も、「いつもなら〇〇」といった想定の向こう側から届くという特徴があります。一方で雪が自分に降りかかる夢や、雪が降って寒さを感じる夢は、ストレスを受けたり体調不良に陥ったりといった心身に負荷がかかる暗示ですので、注意が必要です。

 

2. 雪が積もる夢

雪が積もる夢は、あなたの心が重圧に苦しんでいる状態の表れです。表面に見える真っ白で綺麗な雪は、「綺麗事」や「世間で “善” とされるもの」、「周囲の期待に応えようとする “優等生” の自分」などの象徴です。そして、雪に覆われて隠された部分が「本来の自分」、「本当の気持ち」を象徴しています。さらに、積もった雪の厚みから、与えられた価値観をどれだけ重荷に感じているのかを知ることもできます。自分が求めているものと周囲から求められているものの間にズレが生じることは珍しいことではなく、そこで自分の気持ちを後回しにしてしまうことも、又然り。この夢は、そんな “自分の心” と ”現実” とのギャップに違和感を覚えた深層心理からの「本質から目を背けないで」というメッセージです。自分の本音と向き合ったり、それを周囲にさらけ出だしたりすることは大変勇気のいる作業です。しかし、夢を通して深層心理からメッセージが送られるのは、それが今のあなたにとって重要な意味をもっているから。心の “雪かき” をして「自分はどうしたいか」ということに意識を向ける時期です。

 

3. 雪道の夢

雪道の夢は、未来に対して抱いている不安や恐怖心を暗示しています。どんなに歩き慣れた道でも、雪が積もっている時には誰もが慎重に歩み進めるように、今のあなたはこれまで自然にこなしてきたことに関しても「このまま(の自分で)進んでしまって大丈夫かな?」と躊躇しているのでは?不安を感じることは一見ネガティブな印象を受けますが、これは成長の証とも言えます。子どもの時には知らなかった、綺麗で美しいだけではない雪道の危険性を知ったからこそ、ゆとりを持って出発することで遅刻を防いだり、長靴を履くことで転倒に注意したりできるように、“もしもの事態に備える” ことや “万が一を想定する” といった危機管理能力があなたに備わったということ。ネガティブな感情は、現実的に有効活用することでポジティブな現実に近づくきっかけを与えてくれます。大切なのは、時間的なゆとりかもしれませんし、雪道での長靴のような一種の “武器” を身につけることかもしれません。

 

4. 雪かきする夢

雪かきをする夢は、心の中の “もういらないもの”を片付けようとしている暗示です。それは、今まで大切にしてきた感情かもしれません。または、もう振り返る必要がなくなった思い出かもしれません。銀世界はとても美しく魅力的ですが、その景色をいつまでもうっとりと眺めているわけにはいきません。もしかしたらその雪は、よく見るともう他人の足に踏まれていたり、溶けてきたり、元の輝きを失いかけている可能性もあります。心のどこかで、あなたもその “重さ” や “歪さ” を感じているはず。雪かきは簡単な作業ではありませんが、雪かきを終えた心身はどこか軽やかで、雪に隠れていた道は、本来のあなたの力で無理なく歩けることを思い出させてくれます。重たく感じている問題にこそ、手放すべき何かが隠されているものです。あなたの深層心理は今、長らく踏み出せなかった一歩を踏み出そうとしています。

 

5. 雪像の夢・雪だるまの夢

一般的に、雪像の夢は、冷え切った心や孤独感の暗示です。心のしくみは不思議で、“どうでもいいもの” に対しては反応せず、重要性の高いものにこそ動くもの。この時期にあなたの心を冷え切らせたものもまた、元々は(もしかすると現在も)あなたの心に大きな存在感を放っていたものかもしれません。ある対象に特別な価値を見出したり、惜しみない愛情を注いだりといった、自分の心をある種 “委ねる” ような経験の中で、悲しい出来事や辛い想いをした人もいるでしょう。もしくは、頑張って撒いた種から芽が出ずに悔しい思いをしたのかもしれません。これは、人間関係、恋愛、仕事…あらゆる場面で起こりうることです。ただ、重要なポイントは今回起きてしまった出来事そのものではなく、それが起きた時に “冷め切る” といった変化を見せた心があるということです。ネガティブな出来事は「もういいや」と投げやりな感情を生むことがしばしばありますが、あなたの心は今、感情を一旦置いて状況を冷静に判断しようとしています。重要性を感じているからこそ、一度自分から “切り離して” それが本当に重要であるかをジャッジする時期にいます。今感じている孤独感は、将来のあなたをより良い方向へ導くための、大きな意味をもった孤独です。

一方、雪像の中でも、雪だるまの夢は、縁起物の達磨の形を模していることから願望成就の象徴とされ、とても縁起の良い夢です。また、雪だるまの大きさは、成就できる願いや夢の大きさを表しており、大きければ大きいほど、あなたが感じる喜びも大きくなる暗示です。

 

6. 雪解けの夢

雪解けの夢は、心に積もった問題が解消に向かい、新たに物事が動き出す暗示です。長い冬の間に積もった雪が春の暖かさで解けて水となり、サラサラと心地よく流れていくように、重くのしかかっていた問題が徐々にその形を変えて、あなたの心から自然と流れ出していく予感。これまで心理的負担を抱え身動きが取れなかった人も、この時期は軽やかに前進できるでしょう。春は生命力に恵まれた芽吹きの時期。今後の人生における “新芽” が顔を出し、新しい自分に生まれ変わるようなイキイキとした感覚を味わうかもしれません。これらは、自分の意志とは関係なく「気がついたらこうなっていた」という面白い流れの中で起こりますが、大きなスケールで見ると、冬のあとには必ず春が来るように、「起こるべくして起こったこと」のように、不思議と腑に落ちるはずです。

 

7. 季節外れの雪の夢

季節外れの雪の夢は、思わぬ出来事に遭遇する暗示です。多くの場合、幸運という形であなたの前に現れるでしょう。暑い夏に降る雪がすぐに解けてなくなるように、 “ほんの一瞬だけ” その恩恵に与れるという特徴があります。ちょっと物足りなさを感じますが、全ての物事には、本来起こるべきタイミングがあります。暑い季節にひんやりと冷たい雪が降ることはとても嬉しいことですが、それが続くことはまた別の多くの問題を引き起こす可能性を秘めています。この時期の幸運もまた、「一瞬だからこそ良かった」と思える類のものであるようです。もしかするとこの幸運は、あなたが自らの力でしっかりと扱うことができるようになったタイミングで再び、今度は違和感なくやってくるかもしれません。

 

8. 雪景色が印象的な夢

雪景色が印象的な夢は、まっさらな心の象徴です。全てが雪に覆われた真っ白な雪景色は、あなたの心が純粋なエネルギーに溢れていることを表しています。そして、まだ誰も足を踏み入れていない雪原に最初の足跡をつけるように、初めの一歩を踏み出すのに適した時期でもあります。一方で、白一色だけの雪景色は、孤独や寂しさの暗示でもあります。穢れを知らない純粋すぎる心は強くもあり、時にとても脆いものです。美しいだけではない現実を目の当たりにした時、「自分の(純粋な)気持ちは誰にも理解されない」と、理想とのギャップに落ち込むことがあるかもしれません。しかし、孤独を抱えてもなお、あなたは高らかにピュアな理想を掲げて踏み出すこととなるでしょう。

 

9. 吹雪が印象的な夢

吹雪が印象的な夢は、強い心理的負担や孤独感を感じることで方向性を見失っていることを暗示しています。強い吹雪の中では向かう先が見えづらいように、あなたが抱えている問題があなたの視界を悪くしています。「この気持ちを抱えたまま、これからどう頑張っていけばいいのだろう」と、途方に暮れているイメージです。心のストレスが既に身体にも表れていて、物理的に先へ進めない人もいるでしょう。吹雪の中を、視界と体力を奪われながら無理に動くことは大変危険です。この時期に取るべき行動は、「ひとまずその場でじっとしている」こと。今あなたが感じていることは、実はほんの一時的なことに過ぎないのかも。動くことで状況を悪化させてしまう可能性がありますので、無理なく前に進める状況を待ちましょう。

 

10. 雪の結晶が印象的な夢

雪の結晶が印象的な夢は、個性の暗示です。ひとつとして同じ形がないキラキラと美しい雪の結晶は、あなた個人の輝きを表しており、「自分自身の魅力に目を向けましょう」という深層心理からのメッセージです。雪の結晶は自然が作り出しているにも関わらず、その形はどれもきれいな六角形。同じように、あなたも自然体でいることこそが最も美しいと評価される時。反対に、夢に出てくる雪の結晶が歪な形だった場合、どこか無理をしていたり、取り繕ったりしていることで、本来のあなたらしさが発揮されていない暗示です。本来の魅力が高まっていますので、あらゆる面で “実を結びやすい” 時期でもあります。いつも以上に無理をして頑張るのではなく、流れに身を任せるように自然体でいることがポイントとなりそうです。

 

11. 雪崩の夢

雪崩の夢は、変化の訪れの暗示です。雪崩は、積もり積もった雪が溶けることで起こる現象。あなたの中に蓄積した “何か” が消えることで、状況に大きな変化が生まれそうです。消えてなくなるものは、長年の間ずっしりと重く圧し掛かり、あなたを苦しめてきたものです。精神的なストレスかもしれませんし、体の病気、人間関係なども考えられます。夢の中の感情は変化に対する感情を表していますので、雪崩を見て恐怖を感じた人は、今回の大きな変化に対して心が追い付かず、変化する過程で恐怖を感じるかもしれません。雪崩が春の訪れの象徴であるように、“新しい季節の訪れ” を告げる吉夢です。寒く暗い冬が去り、あなたの人生に生命力に溢れた春がやってくるでしょう。ただし、自分自身が雪崩に巻き込まれる夢であったなら要注意。思いがけないアクシデントに見舞われる暗示です。

 

12. 雪で遊ぶ夢(雪合戦・ソリ遊び)

雪で遊ぶ夢は、抑圧されたエネルギーの発散の暗示です。ここでいうエネルギーは生命力のようなものですので、単なる受動的なストレスとは性質が異なり、能動的にあなたが蓄えてきたもの。それを発散する時が来たということです。例えば、雪合戦をする夢は、人間関係に関わる葛藤や内に溜まった怒りの象徴です。雪合戦は相手が存在する遊びですので、抑圧されたエネルギーもそこに紐づいているようです。“ライバルの存在が自分を高める” ように、人間関係における葛藤や怒りは往々にしてその人を成長させる起爆剤のような働きをもっています。この時期に感じる人間関係のストレスもまた、あなたにとって重要な意味をもっていることが多いはず。また、ソリ遊びをする夢は、マンネリ化した現在のステージを離れ、何かにチャレンジしたいという欲求の表れです。ブレーキやハンドルがないソリは、「引き返す気も、止まる気もない」という覚悟の象徴でもあります。今まで蓄えたエネルギーがあなた自身を助けることになるでしょう。

 

まとめ

雪の夢には、時に美しく儚い、時に危険で力強い人の心が反映されています。また、季節が必ず変化するように、あなたの中の “冬” もいつか “春“ になることを「もう少しだけ頑張って」という無言のエールとともに伝えてくれています。もしかしたら、雪の夢を見たあなたの心には、もう雪の下に隠れた新芽が静かに春の訪れを待っているのかもしれませんね。

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